防災グッズ(非常用持ち出し袋)

阪神・淡路大震災、東日本大震災が起こり、更に国民の防災意識は高まったと思います。

家具などの転倒防止対策や、窓ガラスの飛散対策などをされているご家庭も多いのではないでしょうか。

いつ起こるかわからない大地震の為に、各家庭では、そのような地震による家具の転倒防止の他に「防災グッズ」を揃えたり、「非常用持ち出し袋」の準備をしておくことが大切です。

しかし、非常用持ち出し袋にあれもこれもと入れていると、非常事態にすぐに持ち出せないほど大きな袋となってしまうこともあります。

ですから、防災グッズの「優先順位」を考え、すぐに持ち出すことのできる最小限の持ち出し袋を作っておくことも大切です。

 

しかし、非常用持ち出し袋に入れる物の「優先順位」についても、各家庭ごとに異なります。

例えば、お子さんのいるご家庭であったり、お年寄りのいるご家庭だったり、二人だけのご夫婦であったり、一人暮らしの男性、一人暮らしの女性であったり、家族構成や人数により、必要な物というのは変わります。

ご自身の家族構成を考え、足りないものはないか、今一度考えてみましょう。

 

☆一般的な非常用持ち出し袋の中身

 

・懐中電灯

阪神淡路大震災が起こったのは夜中でした。

この地震を体験した方は、とにかく「灯り」が必要だった、とおっしゃっていました。

枕元に懐中電灯を置く方もいらっしゃいますが、非常事態に点かなくては意味がありません懐中電灯が点くかどうかの確認と、電池切れになっていないか、定期的に確認をしておきましょう。

(次項へつづく)

 

 

  1. 防災グッズ(非常食・貴重品など)

 

一般的な非常用持ち出し袋の中身ということで、前項からの続きとなります。

 

☆非常食

・カロリーが高く、満腹感があるもの

・コンパクトに収まるもの。

・できるだけ熱処理がいらないもの

・缶詰は缶切りがいらないもの

カンパン、パンの缶詰、非常食用の羊羹、レトルトご飯、乾燥野菜、インスタント食品など、最近では様々な非常用食品が販売されています。赤ちゃんのいるご家庭は粉ミルクや離乳食も忘れないようにしましょう。

ただ、非常食にも期限がありますので、きちんと機嫌を確認し、定期的に入れ替えるようにしましょう。

 

☆飲料水

家族の人数に応じて持ち出し用と備蓄用を用意しておきましょう。

 

☆貴重品

・現金

公衆電話を使ったり、自動販売機を使う場合などもありますので、小銭を多めにしておきましょう。

・通帳や印鑑

または通帳を紛失する場合もありますので、口座番号のメモも用意しておきましょう。

・保険証・運転免許証のコピー

本人確認や怪我のため病院へ行くことも考えて、コピーをとっておきましょう。

・電話番号帳

携帯電話などに電話番号を保存している方もいらっしゃいますが、破損・電池切れにも備えて、勤め先、学校、親戚など必要な電話番号はメモしておきましょう。

 

☆予備の乾電池

電気がストップすると、懐中電灯、ラジオなど電池が必要となる場面も多いです。良く使う電池のサイズを予備として持っておきましょう。

また、電池にも使用期限がありますので、定期的に取り換えるようにしましょう。

 

☆マッチ、ライター

食事を作る時やロウソクに火をつける時などに使います。

マッチをしけることもありますので、定期的に取り換えましょう。点火用ライターも便利です。

また、火器の取り扱いには十分注意しましょう。