小さなお子さんのいる家庭の防災対策
地震による負傷者の大半が、家具の転倒、落下物による負傷、本人の転倒、ガラスの飛散によるものです。
家具の転倒や落下物による負傷は、地震直後に固定されていない家具や外壁、置物が、転倒したり、落下をすることにより、その下敷きや落下物に当たり怪我をする場合です。
また、ガラスの飛散による怪我は、避難時や地震後の片付け時に手足を切り負傷する場合です。
これらの対策としては、家庭内、職場内での、家具や外壁などの転倒防止対策やガラスの飛散防止対策を日頃からしておきましょう。
★小さなお子さんのいる家庭では
子供のいる家庭では、お子さんの通学路に危険なところはないか、一緒に安全確認を行っておくことが大切です。
また、万が一通学中に地震が起こったときは、どこに避難をするのかという一時的な避難場所も決めておくと良いでしょう。
子供だけの留守番中の時など、突然地震が起こったことを想定して、家庭内での安全な場所を一緒に確認しておきましょう。
また、子供は大型家具の前には寝かせないようにしましょう。ピアノやタンスなど大きなものは地震では前倒しに倒れます。子供の場合は命に係わることもありますので注意しましょう。
突然起こる地震は、大人でもパニックになりやすく、いつもできることが普通に行えない場合も多くあります。
自宅で地震が来たら、自宅内の安全な場所で一時避難をし、火の始末、逃げ道の確保などスムーズに行えるよう、定期的に家族での防災訓練も行っておくと良いでしょう。