子供部屋の安全確認

★子供部屋でのチェック箇所

地震による大型家具の転倒は、大人でも大けがの原因となり、子供ともなれば命に関わる重大な事故にもなりかねません。

今一度安全確認をし、地震対策をしておきましょう。

 

○大型家具は置かれていないか?

子供部屋には、転倒の危険のある大型家具は置かないようにしましょう。

やむを得ず置く場合は、必ず転倒防止対策をしておきましょう。

タンスなどの大型家具の場合は、突っ張り棒タイプ、L字型金具、収納ボックスタイプ、天井と家具との隙間を埋める収納ボックスタイプ、ベルトタイプの転倒防止器具があります。

また、本棚などの扉のない家具の場合は、転倒防止対策の他、収納物が落ちないようにストッパーを付けておきましょう。

 

○ピアノは必ず転倒防止対策を

ピアノを子供部屋に置かれているご家庭も数多く見受けられます。ピアノの下にはキャスターがついている物が多く、地震ともなれば、キャスターによりピアノが暴走したり、転倒したりと大事故の原因ともなります。

阪神淡路大震災でも、ピアノが暴走したり転倒したことで犠牲者が出ました。子供部屋にはできるだけピアノを置くことは回避した方が良いでしょう。

やむを得ず置く場合は必ず地震対策をしておきましょう。

ピアノへの地震対策としては、大型家具の上部や側面に取り付けるベルトやチェーンタイプ転倒防止器具があります。L字金具のようにネジで固定する物や、ネジを使わず接着剤で固定するタイプがあり、ネジを使わないタイプのものがあります。

また、キャスターには、キャップ型のストッパーがあり、地震時の横滑りを抑えたり、階下への防音対策にも役立ちます。