書斎・仕事部屋での安全確認
書斎・仕事部屋でのチェック箇所
・本棚の固定と、収納品の転落防止対策はされているか?
書斎や仕事部屋には、本棚やキャビネット、パソコンラックなど、転倒しやすい家具も多く、地震対策が必要です。
○本棚やキャビネットの転倒防止器具
本棚やキャビネットの、上面や側面に設置する、突っ張り棒タイプ、L字型金具、収納ボックスタイプ、天井と家具との隙間を埋める収納ボックスタイプ、ベルトタイプの転倒防止器具があります。
また、扉のない本棚などは、収納してある本が飛び出してこないようにストッパーを付けておく必要があります。
ストッパーとしては、貼るだけで本やファイルを落下しにくくする、特殊なテープタイプのものや、棚のサイズにカットして、本の下に敷いておく、滑り止めシートタイプのものなどがあります。
また、ガラス扉のあるキャビネットなどは、本の落下防止対策とともに、ガラスの飛散防止シートを貼っておきましょう。
○重い本は下に
書棚の重心が上の方にあると、少しの揺れでも不安定になり、倒れやすくなるので、重い本などは下の段に置き、書棚の重心を下にするようにしましょう。
○パソコン、モニターの転落防止対策はされているか?
意外と地震対策を忘れがちなものがパソコンやプリンターなどの機器です。
パソコンのモニター、本体、ノートパソコン、プリンターといった機器は、落下しやすいだけでなく、少しの衝撃で破損しやすいものです。
特にパソコン本体やノートパソコンには大切なデーターも入っていると思いますので、地震対策と共に、データーのバックアップも取っておくようにしましょう。
○パソコン周辺の地震対策
前項からに引き続きパソコン環境の地震対策についてです。
パソコンおよび周辺機器には、モニター、本体、ノートパソコン、プリンターなどがあり、精密機器なので落下などの衝撃に弱く壊れやすくなっています。
また、デスクトップ型のモニターは、机の上やパソコンラックに据え置かれていますので、地震によって落下し、怪我の原因となることもあります。
大型家具などは目につきやすいので地震対策はしやすいですが、パソコンなどの細かい機器は後回しになり、対策を忘れてしまうこともありがちですので、最後まで気を抜かず、しっかりと地震対策をしておきましょう。
・パソコンの転倒防止には
パソコンやその周辺機器には、ネジや釘が使えませんので、貼りつけるタイプの転倒防止器具や、ゲル状の粘着シートタイプの転倒防止器具が適しています。
貼り付けるタイプのものは、ベルト式のものやL字のものがあり、パソコンの形状によって使い分けるようにしましょう。
デスクトップモニターについても、パソコン本体と同様にネジや釘を使わないタイプの転倒防止器具を選びましょう。
最近のデスクトップモニターは大型の物が多く、その重量はかなり重さのあるタイプのモニターも多いようです。
ネジや釘を使わない転倒防止器具には、耐荷重量というのがあり、支えられる重量が何Kgまでと決まっていますので、購入時にはあらかじめ支えるべき機器の重量を確認してから、担当防止器具を購入するようにしましょう。